獅子木遣終了
12月7日の夜宮でさんざん飲んで、翌8日は8年ぶりの獅子木遣鈴門出しでした。
現在は保存会がひっそりと伝承しているこの伝統芸能、本来は十数年に一度の大祭でしか出さないものでした。
現代の世の中でそんな調子ではあっと云う間に廃れてしまうので、もうちょっと頻繁に出しましょうという保存会の強い推しでどうにか今年は出すことが出来ました。
伝統芸能であり、しきたりの世界であり、はたまた楽しい大人の遊びの世界でもあります。
読んで字の如く、この獅子は木遣唄で舞うもので、雄獅子を受け持つ新町と、雌獅子を受け持つ原町の木遣りの受け渡しに拍子木と金棒が鳴るだけで、太鼓などは一切ありません。
この獅子は神様の使いなので、頭を噛まれると「頭が良くなる」「長生きする」などと云われていて、この後は大勢のお客さんの頭を噛んでいました。
獅子頭担当者はふらふらになっていましたが、皆さん大変喜んでくださって、獅子木遣り保存会一同、大変に感激した一日でした。