最近やっていたこと
11月の後半から芋の買い付けをして、12月の頭に4本立て続けに仕込をした。
毎年手間に来てくれたおばちゃん(お姐さん?)が二人とも都合が悪くなり、急きょ人手が必要になったので、宮川農園のゆうこちゃんに知り合いを当たってもらって、家族一同と、親戚のマルヤ関係のおばちゃんたち、近所の若奥様達とにぎやかにヒボンジリ切りに励んだ。
マルヤのおばちゃん達は農家もやりつつ、イサバ屋(くさや製造業者)でヨをダンマウ(魚を開く)仕事もしている強者で、「芋をいじっているのが一番面白い」と、自分の仕事を終えてから来てくれて、深夜まで楽しく盛り上げてくれた。
芋の保存方法や、畑の話など、とても詳しく教えてもらって、それはまた来年以降の造りに生かしていけるはず。
試行錯誤の芋焼酎造りは今年で5年目になる。
まだまだ改善すべきところが多いけど、年間数本の仕込のためにどこまで設備投資をすべきか悩みも多い。
その後、いつもの麦を2本仕込んだ後、さらに冷え込みを待って年に1回だけの米焼酎の仕込。
米は吸水や水切りがまず難しい。
寒い時期を狙って仕込んでいるのに、一昨日二次仕込をしたら一番品温があがる今日は何やら気温が高く、温度管理に苦労した。
まだ発酵が旺盛で炭酸ガスもバンバン出ているけど、タンクの近くに行くと、ふんわりと漂ってくる米ならではの香りがとてもいい。
今日は年内最後の蒸留。
明日、年内最後の出麹。
1次醪2本と、二次醪4本に櫂を入れて正月は過ごすんだな。
4日に蒸留から新年はスタート。
今年から消防出初式も駅伝大会も行かなくて良いので、春まではひたすら仕込の予定。
全然話は違うけど、先日カンブリア宮殿という番組で、鍋屋バイテック会社という鋳物屋の流れを汲む工場を見た。
やはり楽しく仕事ができる環境というのは大切だ。
自分の身に置き換えていろんな事を考える事が出来るいい番組だった。