広がる話
yojibayが最近は哲学的な事を書いたり、愛読書を紹介したりアクティブにブログを更新している。
彼は同級生にして現役バリバリのサーファーで、新島の自然環境についても詳しい。
おまけにそれを文章に表現できるので、サーフィン雑誌で彼の書いた記事を読んだ方も少なくないと思う。
そんなyojibayが連絡ミスで欠席してしまった同級生の忘年会であったけど、役場勤務の同級生Mちゃんと話す機会があった。
最近は屠畜関係の部署に配属になって、屠畜の現場に立ち会う事が多いと聞いた。
now and then というブログが好きで、そこで紹介されていた「世界屠畜紀行」という本を買って、どういうふうに家畜を食肉にするのか・・ということをおぼろげながら知った。
新島では最近東京エックスという豚肉が出回っているけど、その豚が豚肉に変わる現場にも彼が立ち会っているのだと知った。
私は立ちあった事はないし、興味半分でのぞきに行く現場ではないとはおもうけれど、彼の話ではやはりあの本に書かれている通りに加工されていくのだと思った。
先日の夜宮で4分団テントにお邪魔したら、Koby.K がまかないの東京エックス塩焼きを振る舞ってくれた。
あっさりと塩コショウで味付けしただけの豚肉だったが、かなり美味しくて酒がすすんだ。
育てた人も、それを屠畜した人も知っている豚肉である。
ちょっと農園に出入りしている人なら、肉になった豚の顔も見た事があるかもしれない。
生物を殺して食わなければ生きていけないのが人間なのだと、改めて感じた。
焼酎造りだって手塩にかけて育てた麹や醪を、最終的には蒸留という熱処理で殺してしまう。
肉眼で見えない生物だけど、それでも相通ずる部分が多いと思う。
で、先のMちゃん、「誰かがやらなきゃならない仕事だ」と言う。
そうやって仕事として割り切りつつ、屠畜場にある動物の慰霊碑に、毎日花を供えているという。
みんなそれぞれの責任ある場所に立ち、責任ある仕事をしているのだ。
相変わらず話が途中でころころ変わり、なにを言いたいのかわからなくなってしまうのだが、いろんなところにリンクを貼ったこの文章なのであった。
さっきはありがとう。
深い話しですね。
そう言えば,今日はそのMさんは若保でサンタさんをやっていました。
(写真がないのが残念)
まじっすか?
体型的にかなり似合いそうで、想像すると笑ってしまうなあ・・・
誰かブログに載せないかなあ・・・
さっき娘さんと合ったら「さみーさみー!体も寒いけど心も寒い」って言ってました。
Mちゃんは「普段何してるの?」の質問に、さすがに屠畜の現場に行ってるとは言えなく、上手なウソをついたそうです。
見たかった(笑)
リンクとトラックバックありがとうございます。
私もあの本を読んだあとは、屠畜という行為がかなり気になり出しました。もう少し、現場の人たちが胸を張って話せるような状況になるといいんですけどね。
ということで…今後ともよろしくお願いいたします。
>raizoさん
あんまり前の記事にトラックバックしちゃってすみませんでした。
いつも楽しみにしていますので、こちらこそ宜しくお願いいたします。
その彼は明るく話してくれましたよ。
でも、命が亡くなる瞬間に立ち会っているのですから、平常心を保つのもたいへんな事だとは思います。
それが花を手向けるという行為につながっているのでしょうね。
安全で美味しいものを食べられる事に、感謝を忘れないように心がけています。
>yojibay
「心も寒いの?」って訊いたら、
「うん、そうだよ!!」だって。意味わかってんだろうか。
でも大人は「懐も寒い」って言うよね(笑)。